桔梗という生き方　妻という生き方

東日本大地震が起きた時に、桔梗は自分の車で都内にあった私の現場まで来た
そして一緒に帰ろうと思ったら、友達から電車3駅送ってと連絡が来た

桔梗に言った
今でかければ二度と戻れない可能性がある
それでも出かけるなら止めはしないが
俺はいくべきじゃないといった
その代わり行くなら帰るまで待つが二度と会えなくなるかもしれないよといった

既に都内は帰宅難民で、動かない車で道路は埋まっていたし
電話は使えなくなってたし　連絡はとれなくなる可能性もあった

桔梗はでも見捨てられないから行くといって
出かけたが戻ってきたのは真夜中だった。

奴隷としては失格だろうが
それが桔梗という性格なんだろうね。